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思いつくこと、思い出すこと、思いあぐねていること。それから時どきワイヤーワーク。

売り買いの原点

あなたが何かを購入するときに、決め手になることはなんでしょうか。

 

価格、品質、デザイン、ブランド、買いやすさ、アフターフォロー、

他人の評価など、色々なことを考えると思います。

また、それらを組み合わせて考えるものです。

もちろん何も考えずに、ひと目ぼれということもあるかもしれません。

しかし、決定的に重要なことがあり、

それを無視して「何かを買う」ことはあり得ません。

 

それは、

「知らないものは買わない」という事実です。

「知らないものは買えない」と言ってもいいでしょう。

モノを販売する者は、この当たり前の事実にこそ、向き合わなければなりません。

 

なんと言っても「売り買い」の原点はここにあるのです。

良く考えてみれば当たり前のことなのですが、

人は自分が知らないモノを買うことはあり得ないのです。

良いものを作れば黙っていても売れるというのは、一種の驕りともいえますし、

良いものも作っただけではなかなか売れないのが現実です。

 

AIDMA(アイドマ)の法則というのがあります。

1920年代にアメリカで提唱された仮説で、

消費者の消費行動の心理プロセスを示したものとして、よく知られています。

AISAS(アイサス)やAIDCA(アイドカ)など、

時代に合わせた新たな仮説もありますが、

基本的には今でもAIDMAはとても有効な考え方だと思います。

 

AIDMAのAはAttentionの頭文字です。Attentionとは注意のことです。

売りたいモノ(商品)があるのであれば、

その商品がお客さまの注意を引くようにしなければならないということです。

知ってもらって、さらに注意を引くようにしましょうということです。

AIDMAについてここでは詳しく書きません。

もちろんAIDMAを知ったからといって、

それで商売が上手くいくほど甘くはないのが販売の世界ですが、

少なくともロジックを知ることは、

自分の考えや行動を整理したり検証したりするのに役立つものです。

決して難しいものではないので、興味のある方はぜひ調べてみてください。

 

昨夜、「Wired / BASE」をオープンさせました。

正直、まだ店の体をなしていない状態ですが、公開前にもかかわらず

多くの方が見に来てくださったようなので、決断しました。

ワイヤーワークに興味のある方は、よろしかったらそちらもご覧ください。

どうぞ、よろしくお願いいたします。