殺し文句
探し物をしていたら、針金細工の教室をしていた当時のリーフレットが出てきた。
教室を開いていた期間は3~4年だったけれど、楽しい思い出だ。
みんな元気かなぁ・・・。
通ってくれた生徒が何人だったのか覚えていないけれど、
このブログを読んで連絡をしてくれたらとても嬉しい。
奇跡のような確率かもしれないけれど、
それを楽しみにもう少し書き続けたいと思う。
当時、1回だけ東京で教室を開いたことがあった。
場所は銀座三越の屋上階にあった園芸店で、
名前は「マリポサ・ガーデンスペース」だったと記憶している。
何の縁でその話をいただいたのか、経緯は思い出せないのだが、
担当者のセリフがとてもカッコよかったのははっきり覚えている。
条件を詰めながら、最後にこう言ったのだ。
「三越はおかげさまで百周年を迎えました。
この企画はその流れの中にあって、チラシは100万枚を予定しています。
受けていただければ、先生(一応そう呼ばれていた)の名前が100万枚に
載ることになります」
はなから受ける気でいたのに、この殺し文句である。
田舎者はひとたまりもない。
何をやったのかは全く覚えていないけれど、このセリフだけは忘れない。