針金細工教室「ワイヤーワークの基礎 その5」メモホルダー
今回はメモホルダーを作ってみましょう。
立体ですが、いわゆる一筆書きです。
前回の四角形に比べると難易度が上がりますが、がんばりましょう。
大事な「留め」の箇所は一つだけです。
用意するワイヤーは約60センチ。
お手本は鉄の16番ですが、もうひとつ細い18番でも大丈夫です。
それ以下では重さが足りないので、
少しの風が当たっても倒れてしまうかもしれません・・・。
アルミであれば、少し太い14番でも作れると思います。
最初の写真は完成形(お手本)です。
実際の寸法ですが、横幅は約8センチ、高さは約9センチです。
(定規と一緒に撮ったのですが、役に立ちませんでしたね)
3本足で中央は少し浮いています。
その中央からまっすぐ上に伸びている上部のクルクル部分が、
メモを差し込む場所です。
この部分の形はいろいろ考えられますが、
要はメモが挟めればどんな形でもOKです。
では順を追って、作ってみましょう。(写真→説明、写真→説明・・・です)
これは60センチに切ったワイヤーです。丸めるとこんな感じですね。
いよいよここからが、作成です。
最初は足です。
このメモホルダーは下部、つまり足から作っていくのですが、
長さは大体6センチくらいが良いと思います。(*60センチで作る場合です)
まず、1本目の足をざっくりと作ります。
よく見ると、先端が少し曲げてあるのがわかると思いますが、これはまた後で。
完成形に比べて、ぼてっとした感じですが、修正は後でやりますので、
このまま進んでください。
次は二つ目の足です。一つ目と同じく、長さは6センチくらいです。
そして、三つ目の足。同じく6センチですね。
ここで、最初に曲げておいた先端を三つ目の足の根元にかけ、留めます。
*写真では引っ掛けてあるだけですが、これはワイヤーの流れが読者に
わかりやすくするためです。
本来は、ここで留めることにより、ようやく3本足の形とバランスを
取ることが出来るのです。
最初の完成形を参考に、形を整えてください。
次は、残りのワイヤーを二つ目の足の下をくぐらせ、上に立ち上げます。
(*足の形は整えていません)
残りのウィヤーをクルクルとすれば出来上がりです。
(*足の形は整えていません)
メモを挟むと、こんな感じです。
挟み込むところのクルクルがメモにかさなるので、
もう少しスッキリさせた方が良かったかもしれませんね。
いかがでしたか?
ではまた。