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思いつくこと、思い出すこと、思いあぐねていること。それから時どきワイヤーワーク。

やられたぜ!三題 その3

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タイトルは大事である。

なので毎回考えてしまう。

 

中身がないのでせめてキャッチーにしたら読んでいただけるのかと思い、

最初は「もってけドロボー!三題」としたけれど、

どうにも品がないし悪事を推奨しているとも受取られかねないと考え、

少し穏やかにしてみた。

いまさらだけど、あまり変わらなかったか・・・。

 

やっぱり、タイトルは難しい。

 

最後は自宅(住宅)編である。

前編ふたつはだいぶ前の話だし、店舗や自販機のことなので特殊なケースともいえた。

今回は誰にでも起こりえることなので、少しは皆さまのお役に立てるかもしれない。

 

数ヶ月前の、とある日のことである。

ごみだしの日だった。

勝手口から出て、道路の反対側にある集積場にごみを置いた。

集積場はうちの目の前である。

晴れて、気持ちのいい朝だった。

 

ポンと置いて、振り返りながら戻ろうとした、そのときである。

目の前は我が家の駐車場で、普段通り2台の車が並んでバックで入れてあった。

その奥が、玄関である。

門も塀もないので、敷地には誰でも入れる。

ごみを置いたらそのまま勝手口に戻るだけだから、1分もかからない。

順調に行けばの話しであるが、この日は残念ながら順調にいかず、

初めての経験をすることとなった。

 

人は見ているようで見ていないと言う。

自分が見たいものしか見えないとも言う。

視界にあるからといって詳細までは見えてないものである。

なんと言ってもピントが合うのは中心部だけだから。

道路を渡って勝手口に戻るとき、どこを見ているわけでもないのだ。

 

ところが何歩か歩いて、何かの違いに気付いた。

 

そこを見ていたわけでもないのに、

それに気が付くのは不思議としか言いようがないのだが、

これこそは第六感ともいうべき超感覚のなせるわざなのかもしれない。

 

気が付いたのは、ナンバープレートが付いていない私の車だった。

 

一瞬「はあ~?」と思考が止まった後、

もしやと思って車の後ろに回ってみた。

後ろもない。

 

最初は、前の日に乗っていたとき外れてしまったのかと考えたけど、

いくらなんでも両方外れるはずはない。

いたずらだったら、もっと違う方法がありそうだけど、

考えてみても、それ以上はどうにもわからない。

 

少しして、「まさか盗難か?!」と気が付いた。

とにかく夜中のうちにやられたようだった。

念のため確認したら、隣に停めてある車は無事である。

 

例によって110番

5回目である。

 

パトカーを待つ間、ディーラーの担当営業マンに電話をしたところ、

早朝にも関わらず出て下さった。頼りになる。

ナンバーの付いてない車で道路を走ってはダメなこと位はわかるが、

その先の段取りがまったくわからないので、アドバイスをもらうためだ。

 

ひと通り説明すると

「保険適応になるかどうかを含めて、諸々確認します」とのことで、

そうこうしている内にパトカーともう一台の覆面が到着した。

出社の時間が迫ってきたので、とりあえず会社にも一報を入れる。

 

そして、いつもの現場検証だ。

質問に答え、写真を撮られ、また質問に答えてと、調べが進んでいく。

一通り済んで、一台のパトカーが署に戻った頃、

「なぜ私のクルマがやられたのか?」という素朴な疑問を

残った刑事さんにぶつけてみた。

 

最初のほうで、道路から見て車の奥が玄関であることを書いたが、

実はその玄関にあるダウンライトを“人感センサータイプ”に変えたばかりだったのだ。

後ろのナンバープレートを外そうとすると、

どうやってもセンサーの範囲に入ってしまうはずである。

都合のよい暗がりではなくなったはずなのだ。

当然、防犯も期待して設置したので、そのあたりも聞きたかったのだが、

刑事さんの返事は予想を超えたものだった。

 

「手元が明るくなって、仕事がやりやすかったですかねえ・・・」

 

逆転の発想というべきか、これがプロの解説であった。

人感センサー付きダウンライトの仕様書に

防犯効果が謳ってあるかといえば、多分ないのだろう。

残念だけど、私が勝手に期待しただけなのだ。

 

その1で書いた通りなのかもしれない。

「やろうと思えば、まあやりますね」の定理である。

 

wired1997.hatenablog.com

 

このままではオチがないので、一応対策を書いておきたい。

 

ここまで書いた以上、これを読んで下さった皆さまのナンバープレートを、

窃盗犯から守らなければならないと思うからだ。

対策は、簡単で完璧です。

 

「愛車のナンバープレートは、乗り終わったら自ら外しておく」

 

これだけ。

外すのはフロントだけで、これは簡単に外れるのです。

基本、悪さに使う場合は二枚セットだということ(刑事さんの話)なので、

一枚外しておけば大丈夫なのです。

 

いかがでしょうか?

 

この先は、要点だけを書きます。

 

・ナンバープレートのない車は、道路を走れない。

  ⇒市役所で仮ナンバーを貸し出してくれます。

          期間は最長5日間で費用は750円。陸運局ではありません!(重要)

   留めるための金具は付いていないので、自分で用意する必要があります。

   また、このナンバープレートは、あくまで運輸局に行くためのもので、

   それ以外の用途、例えば会社に行くとかに使用してはいけないようです。

・新たなナンバーの取得

  ⇒各地の運輸支局(通称:陸運局)に行って必要な書類を提出すると、

   原則即日交付となります。

   渡された新しいナンバープレートは、その場で自分で付ける事になります。

   費用は1520円でした。

 

最後の陸運局では敷地内にある別の事務所(自動車時関係等)を

回る必要がありますが、おおむね1時間半くらいで全ての作業が済みました。

今回は折角の機会なのでその後の手続きを全部自分でやってみたのです

聞けば丁寧に教えてくれると思いますので、全くの素人が行っても大丈夫です。

お住まいの地域で少し違うところもあるかもしれません。

その場合はご容赦ください。