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思いつくこと、思い出すこと、思いあぐねていること。それから時どきワイヤーワーク。

読むクスリ(S)

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「読むクスリ」といえば、ずいぶん前に出た本だけど、

今も本屋さんには置かれているのでしょうか。

気になったので調べてみたら初出は昭和58年。

副題は「人間関係のストレス解消に」とあり、

作者は上前淳一郎氏です。

 

本棚を探すよりネットで調べたほうが早いのだから、

便利といえば便利だけど、これってどうなんだろうか。

 

人のカラダを支配している原則はふたつで

「使わないと退化するけど、使いすぎると壊れる」

 

覚えるより調べるほうが早くて正確だとなったら、

人は覚える努力をしなくなってくるかもしれない。

そうなると、人の覚える機能(記憶力)というのは、

少しずつ退化していくのだろうか。

 

テレビではクイズ番組が人気のようで(カミさんが大好き)、

各局で競うように放送しています。

きっと制作費の安さ(想像だけど)も魅力なのでしょう。

ケチをつけるわけじゃないけど、

小学生にだって手元の端末をたたけばすぐに調べられることを、

いい大人が物知りを競っているのは不思議な気もする。

逆に考えれば、退化の過程にあって(あるとして)、

その機能(記憶力)を持ち続ける人は「凄いでしょ!」

っていうことなのかな。

 

記憶の仕組みはよくわからないけど、

その機能が退化することで一番困るのは、

たとえば私。

「楽しかったあの日のこと」が、

記憶の中からどんどん消えていってしまったら、

こんなに寂しい老後はないだろう。

 

ここまで書いてきて、

そもそもこの記事は別のことを書くはずだったことに気がついた。

「読むクスリ」はどこに行っちゃったんだろうか・・・。

思い出せない。

 

流れから行けば、これは人の退化の過程かも・・・

と、書いてはみたものの、

どう考えてもだだの老化だ。

 

それでは、また。