「読むクスリ」の続き(L)
昨日投稿した「読むクスリ」は、
結局何が書きたかったのか、思い出せずに強制終了。
「読むクスリ」というタイトルをつけたくらいだから、
何か読者の役に立つようなことを書きたかった気がするのだけど、
とにかくそんな記事は滅多に書けないので、
思い出せないことがやけにくやしい。
「読むクスリ」のタイトルに惹かれて、
何か良いことが書いてあるのかと、
初めて私の記事を読んでくださった方を、
心ならずも落胆させたかもしれないし、
これじゃあ「看板にいつわりあり」って言われてしまう。
なので、改めて「読むクスリ」!
とりあえず書き始めてみよう。
書いているうちに思い出すかもしれないし・・・。
この本が発刊された当時、私は薬局をしていました。
人は「ときどき」怪我をしたり具合が悪くなるもので、
そんなときにクスリ屋を利用します。
この「ときどき」というのが問題で、
「ときどき」と言うのは頻繁に起こらないから
「ときどき」なのです。
小さなクスリ屋は、さほど広くない地域を商圏とします。
病院だと“先生の腕がいい”となれば、
少しくらい車を飛ばしても受診したくなるけれど、
クスリ屋は基本的に完全地元密着です。
言い換えれば、
狭いエリアの中で怪我をしたり具合が悪くなったりする人がいなければ、
薬屋に来る人はいないことになります。
最初に書いた通り、良くて(?)ときどきですから。
つまり、ご近所の人がみんな元気だと商売になりません。
因果な商売です。
なので、クスリだけでは食べていけないので、
他の商材、たとえば日用雑貨品や化粧品を取り扱うことになるのですが、
うちの場合は、化粧品5:日用品3:薬2くらいの構成比でした。
(注:調剤薬局は別です)
これではクスリ屋というより、化粧品屋ですね。
あれれっ?なんか、また脱線しそう・・・。
いけない、いけない。
まあそれはこっちにおいといて、
「読むクスリ」です。
何か書きたかったことがあったはず・・・
気を取り直して・・・。
「読むクスリ」とは言い得て妙ですが、
これは言葉が大きなチカラを持っているということでしょう。
飲んだり、塗ったりという以外に、
言葉がクスリになり得るということですね。
いろいろな方のブログを読ませていただくようになり、
下手な処方箋よりず~と効きそうな記事があることに
驚かされます。
ある女医さんの記事に対して、ある読者の方が、
「これって本にしたらいいのに」とコメントされていました。
全く同感!
日々の雑感であっても文章の巧拙(上手下手)ではなく、
心に響く文章がいっぱいあって、
まさに「読むクスリ」です。
しかも、無料!
なのですが、クスリは反対から読んだらリスクです。
良い記事に出会って感動するのは嬉しいのですが、
そんな記事を読んだ後は、別の意味で考え込んでしまいます。
良い記事に出会うことで受けるリスク。
正直に書けば
「どう転がってもこんな文章書けない・・・」と、
書く気が失せるというか・・・
これって、まさに劇薬!
ところで「書くクスリ」というのは聞いたことがありません。
私の場合、どんなに書いても、たまるのはストレスばかり。
みなさんは、いかがですか?
これから、忘年会やらクリスマスやら、
何かとお酒に親しむ機会が増えてきます。
クスリで綴ってきたので最後はこの言葉。
「百薬の長とはとはいへど、万の病は酒よりこそ起これ」 徒然草
季節柄、ご自愛くださいませ。
追記
結局、なにが書きたかったのかはとうとう思い出せませんでした。
お許しを。