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思いつくこと、思い出すこと、思いあぐねていること。それから時どきワイヤーワーク。

チューチュー・パール(L)

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少し前の記事で、

愛犬パールが想像妊娠したことを書きました。

パールちゃんはカニンヘン・ダックスで、

8歳になる女の子です。

去勢はしていません。

 

ところで、ダックスは胴長のせいか、

腰をやられやすいと言われています。

いわゆるヘルニアですね。

記事にしたときも、

急に腰砕けのような状態になり、

2~3日様子を見ていたのですが、

結局、週末ギリギリになって、

病院に連れていったのでした。

「なにか腰を痛めるようなことをしましたか?」

  「特に思い当たることはありませんが・・・」

「食欲はどうですか?」

  「特に落ちてないと思いますが・・・」

パールはしゃべれないので、

代わりに問診を受けます。

そして検温、触診の後、

念のためレントゲンを撮っていただきました。

診察の結果は心配していたヘルニアではなさそうで、

それは良かったのですが、

何気に女医さんがつぶやいた一言が、

まさかの「想像妊娠してますね」でした。

 

当時のパールは、

長い胴を捻じ曲げるように丸めながら、

しょっちゅう自分のおっぱいを吸っていました。

声を掛けると止めるのですが、

気がつくとまたチューチューと吸い始めます。

それは見るからに無理な体勢に思えたし、

そのせいで腰を痛めたのかもしれないと、

レントゲン写真の説明を聞きながら、

何気にそのことを先生に伝えたのですが、

「想像妊娠してますね」と言うのは

そのことへの答えでもあったのでした。

「おっぱいが出てますね」とも・・・。

母性本能が強い子の場合は、

「よくありますよ」ということでした。

 

その後、チューチューは止んでいたのですが、

先週あたりから、また始まりだしたのです。

想像妊娠につける薬はないという事でしたが、

少し腰が曲がっているような気がするし、

なによりいつもの元気がありません。

とにかく早めに受診をしたほうが、

こじらせて行くよりは安心です。

そんな状況で先週の土曜日、

朝早くから予約を入れ、病院に行ったのでした。

 

ところが診察の結果は案じていたこととは全然違って、

なんと「肛門嚢腺の破裂」ということでした。

 

また想像妊娠か!というのは全くの思い違いで、

「パールちゃん!赤ちゃんはいないよ!」などと、

的外れなことを言いながら、

チューチューを止めさせていたのですが、

そもそも全く違う症状だったのです。

実は、今回チューチューしていたのは、

「おっぱい」ではなく「おまた」のあたりだったのです。

俗に言う「肛門腺絞り」をおこたっていたせいで、

肛門嚢線が炎症をおこしてしまい、

そこをしきりに舐めていたのでした。

てっきり「おっぱい」だと思い込み、

結果的に、ひどくさせてしまったようです。

反省しなければいけないのは、

パールではなく飼い主の方でした。

結局、1週間分の飲み薬と軟膏を出していただき、

また土曜日に診ていただくことになりました。

 

ところで家に戻ってきて、

早速「カラー」を付けたのですが、

どうにもしっくりきません。

カラーは前にいた2匹のお下がりなのですが、

どうやら少し大きいようです。

透明のプラスティックなので、

写真ではちょっとわかりにくいですね。

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その2匹もダックスだったのですが、

カニンヘンではなく、ミニチュアです。

そのままそれを使うのははばかられたので、

ネットで調べていたら、

柔らかい素材のものがあったので、

早速取り寄せたのがこのタイプです。

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これなら動き回っても(家にはゲージがありません)、

カチャカチャ嫌な音もしないと喜んだのもつかの間、

気がついたらなんと「おまたをペロペロ」しています。

結局、素材が柔らかいぶん変形しやすく、

「患部を舐めさせない」という用途を、

満たせないことに気がつきました。

犬種により、適・不適があるようです。

残念だけど、これでは意味がないので、

改めて最初につけたタイプに逆戻りです。

 

可愛そうなので抱っこが多くなっていますが、

そんなこんなで、今週は過ぎていきそうです。

 

それでは、また。