目は口ほどに物を言う(S)
カミさんが韓国語教室に行ったので、
今日はパール(わんこ)と留守番だ。
週に1回、飽きもせず10年近く通っているけど、
成果については、ほんとに行ってるのかと思うくらい
ほとんどしゃべれないらしい。
出がけに、
「ぜんぜん覚えられない~」
「社会人になっても落ちこぼれだ~」
「頭のいい人は生まれた時から違うんだ~」
と、誰に言ってるのかわからない、
ほとんどヤケクソ気味な悲鳴を上げながら、
それでも行くんだから、
すごいことだとは思う。
パールは完全に「お母さん子」なのだが、
このときだけは諦めて私にくっついてくる。
ごはんも散歩も係りは自分だというのに、
普段はつれないのだ。
なのでカミさんが居ないことをいいことに、
密かにパールを子分にしようと、
色々吹き込んでみるのだが、
難しい日本語はわからないようで、
成果はさっぱり上がらない。
犬の年齢のはかりかたを調べたら
24歳(はじめの2年)+(「年齢-2」×4)歳、とあった。
品種や飼育状況などによって個体差があるみたいだけど、
これに従えば8歳のパールは、
人間でいえば48歳になる。
カミさんとは10歳違いだけど、
語学が苦手なところは
カミさんもパールもいい勝負だし、
話が合うのかもしれない。
たぶん、少ない語彙力でもコミュニケーションが
成り立っているのだろう。
そう言えば、
しょっちゅう見つめ合っている。
「eye to eye」ってやつかもしれない。
『目は口ほどに物を言う』
不確かな言葉より見つめ合うこと。
きっとこれだ。