東京まで77.7マイル

思いつくこと、思い出すこと、思いあぐねていること。それから時どきワイヤーワーク。

コストコ好き(M)

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少し前の記事で、

日本に進出した世界規模の流通大手が

苦戦した末にことごとく撤退した中で、

コストコだけが残ったと書いた。

確かに多くの方のブログで、

コストコのこれがオススメ」

みたいな記事を良く見かける。

 

置かれているアイテム数は、

3,500~4,000点と言われているけれど、

コンビニが2,500~3,000点なので、

決して多くはない。

なんといってもコストコの売場面積は、

だいたいテニスコート36面分で、

通路もゆったり設計されている。

少ないアイテムを専用パレットに、

無造作かつ大量に載せただけというスタイルは、

全世界共通のレイアウトのようだ。

 

もっとも、撤退したカルフールは、

アイテム数70,000と言われていたので、

多けりゃ良いとも言えないらしい。

商売というのは難しいものだ。

 

そもそもアメリカ人は、

ガラガラの店で誰にも邪魔されず、

ゆっくり買い物をしたいと考える人が多いそうだ。

日本人の感覚では店が閑散としていると、

「この店大丈夫?」と心配になるのとは逆である。

成功の要因は色々語られているけれど、

日本での会員数は約600万人と言われているので、

とにかく支持され定着したということだろう。

 

ちなみに「コストコ」は、

COSTCOの日本語表記名だけど、

本来の読みは「コストコ」ではなく「コスコ」だ。

本当は「コスコ」にしたかったけれど、

日本に出店したときに、

すでに「コスコ」という会社があり、

登記できなかったため、

やむなく「コストコ」にしたと、

以前何かで読んだ気がする。

 

大量生産、大量消費という、

昭和の遺産のようなビジネスモデルが健在なのは、

少し不思議な気もするけれど、

ネットショッピングでは味わえない、

リアルな商品選びは、やっぱり楽しいのだ。

気軽に異国情緒も味わえるしね。

 

最後にもう1つ。

コストコは「店」ではなく「倉庫」である。

なので私が通うのは、

前橋店ではなく、前橋倉庫店である。

まあ、そんなことどうでも良いけどね。

 

それでは、また。