コストコ好き(M)
少し前の記事で、
日本に進出した世界規模の流通大手が
苦戦した末にことごとく撤退した中で、
コストコだけが残ったと書いた。
確かに多くの方のブログで、
「コストコのこれがオススメ」
みたいな記事を良く見かける。
置かれているアイテム数は、
3,500~4,000点と言われているけれど、
コンビニが2,500~3,000点なので、
決して多くはない。
なんといってもコストコの売場面積は、
だいたいテニスコート36面分で、
通路もゆったり設計されている。
少ないアイテムを専用パレットに、
無造作かつ大量に載せただけというスタイルは、
全世界共通のレイアウトのようだ。
もっとも、撤退したカルフールは、
アイテム数70,000と言われていたので、
多けりゃ良いとも言えないらしい。
商売というのは難しいものだ。
そもそもアメリカ人は、
ガラガラの店で誰にも邪魔されず、
ゆっくり買い物をしたいと考える人が多いそうだ。
日本人の感覚では店が閑散としていると、
「この店大丈夫?」と心配になるのとは逆である。
成功の要因は色々語られているけれど、
日本での会員数は約600万人と言われているので、
とにかく支持され定着したということだろう。
ちなみに「コストコ」は、
COSTCOの日本語表記名だけど、
本来の読みは「コストコ」ではなく「コスコ」だ。
本当は「コスコ」にしたかったけれど、
日本に出店したときに、
すでに「コスコ」という会社があり、
登記できなかったため、
やむなく「コストコ」にしたと、
以前何かで読んだ気がする。
大量生産、大量消費という、
昭和の遺産のようなビジネスモデルが健在なのは、
少し不思議な気もするけれど、
ネットショッピングでは味わえない、
リアルな商品選びは、やっぱり楽しいのだ。
気軽に異国情緒も味わえるしね。
最後にもう1つ。
コストコは「店」ではなく「倉庫」である。
なので私が通うのは、
前橋店ではなく、前橋倉庫店である。
まあ、そんなことどうでも良いけどね。
それでは、また。