男の趣味の三段階変化(S)
以前、男の趣味の三段階について書いた。
その説(?)によれば、
その三段階変化とは、
「動物」→ 「植物」→「鉱物」と、
対象物は変化して行くという。
おさらいとして念のために説明すると、
動物は女性を指す。
言わずと知れた「おんな遊び」である。
続く植物は、
最近ではガーデニングと呼ばれたりして、
「庭いじり」などと呼ばれていた時代からすると、
随分ジジくささが取れた感じがする。
今や、盆栽など外国人にも人気である。
このふたつには共通点があり、
どちらも対象が生き物である。
なので、世話が大変。
続いてというか、最後は鉱物。
庭に大きな石を置いてみたり、
床の間に小さな石を飾ったりするそうな。
ほとんど放っておいても大丈夫なので、
手間要らずである。
そもそもこの三変化が、
いつの時代に定義されたのか、
よくわからないけれど、
自分がこの三段階を何かの本で読んだのは、
たぶん30代の頃だった。
一般的に「動物」と「植物」は
話としてなんとなく解るけれど、
「鉱物」というのは、
ちょっと馴染みが薄いと思う。
実は高校生の頃、
初めて遊びに行った同級生の家の広い庭に、
どうやって運び込んだのか、
想像もつかないような不思議な形の巨石が
いくつも置いてあった。
部屋のあちこちにも大小様々な石が置いてあり、
「石集めがオヤジの趣味」だと教えてもらった。
確か、ひとつの石の値段は、
普通の高校生の想像をはるかに超えていた。
その記憶がどこかに残っていたので、
三変化の「鉱物」も、
なんとなく腑に落ちたのかもしれない。
もっとも、今は趣味も多様化しているので、
この三変化が時代に合っているとは言い難い。
振り返って、この一年。
私が一番時間を使った事と言ったら、
圧倒的に「はてなブログ」である。
だからと言って、
「趣味はなんですか」と聞かれて、
「ブログです」とは答え難い。
ブログって趣味なんだろうか?
それでは、また。