情報の取り扱いは難しい(M)MFS 31:Dreams
店頭からマスクが消えてどのくらい経つでしょうか。
店舗によっては時々入荷しているようですが、
購入制限をしても並べたそばから売れてしまうようです。
先週末、受診した歯科医院では
「予約日を間違えたか」と思うくらい駐車場はガラガラ。
キャンセルが多いのかもしれません。
こんなご時世だから、先生は完全防護服に身を包んで…
と、待合室で想像を膨らませていたのですが、
普段通りの装いです。
ただし、診察室の窓は全て開け放たれ、
レースのカーテンが揺れています。
全く暖房が効かない状態なのですが、
換気の方が大事ということなのですね。
お聞きすれば、
「ストックしているマスクが底を突きそうだ」ということで、
工夫して大事に使っているとのことでした。
ニュースでは医療現場を優先的に流通させているということですが、
実態はそうでもないみたいです。
たった今(4月12日:10時25分)、
LINEの同級生グループに入ってきた情報です。
医療従事者(広尾の日赤医療センターの医師)からの配信で、
拡散の依頼がありましたので、以下に転記します。
ところが、転記(400字程度)が済んだ頃、
今度は違う同級生から、
「チェーンメールの可能性があります」と…。
拡散依頼の文章は多分に啓蒙的なもので、
家族や友人に伝えてもなんら問題はなさそうでしたが、
私には判断できないので、削除することにしました。
そう言えば、2~3日前の朝のラジオで聞いたのですが
「人は論理には反応しないけど、単語には反応するものだ」と。
マスクが店頭から消えた後、
同じようにトイレットペーパーが一夜にして売り切れました。
実はこの時、直ちに
「トイレットペーパーは98%が国産なので心配ありません」
との報道があり、それを多くの人がリツイートしたそうです。
情報は正しく、正しいままに拡散したのです。
ところが、テレビのワイドショーなどで
「今週の検索ワードにトイレットペーパー」
が入ったと発表したところ、
それを見ていた視聴者の頭の中では
「トイレットペーパーは心配ない」
というい文脈はどっかに行ってしまって、
「トイレットペーパー」という単語だけが残り、
それが購買につながったということでした。
情報の扱いというのは難しいですね。
今日のMy favorite songsは、この1曲。
~Dreams~
それでは、また。