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思いつくこと、思い出すこと、思いあぐねていること。それから時どきワイヤーワーク。

まさか新型コロナに感染したか?(L)MFS 40:Take Five

昨日は連休前の最後の出社日だったのだが、

急遽休まざるを得ない状況が起き、

諸々のことが頭を駆け巡る中で

「しばらくお休みします」というか

場合によっては、

「みなさんさようなら」と、

最後のブログを書かなければ…と、

本気で考えた。

それから1日しか経っていないのだが、

どうやら最悪の事態は免れたようなので、

記録としてここに残す事にした。

 

時間を30日(金)の朝方に戻す。

朝方と言っても具体的に何時頃というのは

はっきり記憶にないのだが、

とにかく悪寒がして目が覚めてしまった。

膝から下が特に寒く(冷たく)、

乾布摩擦をして温まろうと、

体制を変えながらしばらく擦っていたのだが、

あまり改善しないまま、

起きなければならない時間を迎えた。

なんとなく熱っぽい感じがして、

体温を測ると38.6度

体調がひどく悪いという感じでもなく、

間違いであってくれと、

少し時間をおいて測り直してみると

38.3度であった。

この瞬間、否応なしに「コロナ」の文字が

頭の中をぐるぐると駆け巡り始めた。

隣の部屋で寝ているカミさんに伝えると、

びっくりしながら起き上がってきて、

右往左往している。

感染症対策マニュアルなど一通り読んでいたつもりなのに、

いざとなると、何をすべきかわからなくなるもので、

こんなことならプリントアウトしておくべきだったと、

そう思いながら改めてネットで調べると、

「連絡は保健所」とあった。

なので電話をしてみたものの、時間外で不通。

県のホームページを調べても、

緊急の場合の連絡先はよくわからなかった。

 

とりあえず会社に連絡し、状況を説明し、

「休む旨」を伝えた。

というか、規定で出社はできない。

熱っぽさで怠く、起きている気がしないので、

とりあえず再び横になったのだが、

「新型コロナに感染すると味覚に異常をきたす」

と言われているのを思い出し、

恐る恐るチョコレートを食べてみた。

甘くて美味しいのだが、あまり気休めにもならない。

寒気はほとんど感じなかったけれど、

その代わりに良からぬ未来が次々に思い浮かんでくる。

いつもと違う感じでパール(わんこ)が寄り添ってくるので、

このやばい状況を感じ取っているのかもと思うと、

恐怖が募り、いささか参った。

 

午後になり、保健所に電話が繋がった。

症状の確認や海外渡航歴の有無など

いくつかの質問に答えた後の指示は、

「かかりつけの病院に連絡してください」

とのことだった。

 

行って迷惑になるといけないので、

「今後どう過ごしたらいいのか」

「熱が上がったときに、飲んでいい薬は何か」を

教えてもらえればと考え連絡すると、

「これから来てください」と言ってくださった。

ここは同級生のお兄さんがやっている医院なのだが、

かかりつけと言っても、数年に一度行くくらいである。

「自宅で少し様子を見ていてください」と

言われると思っていたので、ほんとうにありがたかった。

もうすぐ4時というところであったが、

連休前なので例年であれば混雑しているはずだけど、

待合室にいる患者さんは二人だけだった。

そのまま診察室を避けレントゲン室に通された。

しばらく待っていると看護師さんが現れ、

とりあえず体温を測るよう指示された。

家にいて横になりながら

1時間おきに測っていた体温だが、

寝起きの38度台から下がったとはいえ、

37度台の後半が続いていた。

 

そして、この時の体温が、

なんと36.8度

あレレっ・・・。

 

その後先生が現れ、

最初にふと漏らした言葉が

熱中症かも」だった。

藁にもすがるという言葉があるけれど、

人は生存に関わる事態に直面すると、

可能性のある言葉に飛びつくらしい。

さっきまで全く働いてなかった脳味噌が急に回りだし、

熱中症に違いないとする根拠を次々に思い浮かべ、

「先生、そうかもしれません」と…。

 

すっかり気分を良くして帰ってきた後、

夜になってまた少し体温が上がり(37.6度)、

ぬか喜びだったかと早い時間に横になったが、

今日は朝から36度台である。

たぶん、大丈夫。

そう自分に言い聞かせている。

 

今日のMy favorite songsは、この1曲。

~Take Five~

Dave Brubeckです。

youtu.be

それでは、また。