変化への対応(S)MFS 50:Proud Mary
事業部を離れて5年近くになる。
当時、自分に課されていた責務は、
全部で三つある事業部の中の
卸し部門の「目標達成」であった。
仮説と検証の繰り返しであったが、
要は結果が全てであり、
寝ても覚めても頭の片隅には「数字」があった。
働き方の改善などというものは、
生産性の追求という枠の中でしか考えられず、
取り組むべき課題としての優先順位は低かった。
顧客満足と従事者満足は共に大切なことではあるが、
実際の業務の中で二兎を追うのは難しく、
何より毎日「数字」に追いかけられていた。
それでも少しずつ社会の風潮が変わってきたのを感じ始めた頃、
事業部を離れ、広報部に異動になった。
その後「働き方改革」が声高に叫ばれるようになり、
「そんなの中小零細には関係ないだろう」と思っていたのだが、
年明け以降のわずか数か月の間に、
誰しも変えることが難しいとされていた様々なことが、
恐るべきスピードで変化して行くのを目の当たりにしている。
取り組むべき優先順位が劇的に変わったのだ。
企業にとって変化への対応が生き残りの条件だとして、
個人として何が寄与できるのかを考えてみるのだが、
寒暖の差についていくのが精一杯の我が身では、
何とも心許ない…。
今日のMy favorite songsは、この1曲。
~Proud Mary ~
Creedence Clearwater Revivalです。
それでは、また。