東京まで77.7マイル

思いつくこと、思い出すこと、思いあぐねていること。それから時どきワイヤーワーク。

ジョアン・ジルベルトさん、さようなら(S)

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ブラジルのボサノヴァ歌手でギタリストの

ジョアン・ジルベルトさんが6日、

自宅で死去したという悲報が

リオデジャネイロから飛び込んできました。

 

ボサノヴァの生みの親の1人で、

ボサノヴァの父」「ボサノヴァの法王」とも

呼ばれていました。

1963年に録音された「GETZ/GILBERTO」は、

最優秀アルバム賞と最優秀エンジニア賞の2部門で

グラミー賞を受賞しています。

当時、このアルバムについては、

本来の ボサノヴァとは違うとか、

ブラジル音楽のコマーシャリズム化とか、

否定する向きも多かったようですが、

結果的にはボサノヴァの世界的流行を生む

きっかけになったことは間違いないでしょう。

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シングルカットされた「イパネマの娘」は

ボサノヴァやジャズの垣根を超え、

今でも多くの人に親しまれ、

愛されています。

私も好きなアルバムでした。

 *レコードは#2です。

 *当時のライナーノーツでは、「ボサ・ノヴァ」と

  表記されていましたが、現在は「バサノヴァ」と

  表記するようですね。

 

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

それでは、また。

 

男の趣味の三段階変化(S)

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以前、男の趣味の三段階について書いた。

その説(?)によれば、

その三段階変化とは、

「動物」→ 「植物」→「鉱物」と、

対象物は変化して行くという。

 

おさらいとして念のために説明すると、

動物は女性を指す。

言わずと知れた「おんな遊び」である。

続く植物は、

最近ではガーデニングと呼ばれたりして、

「庭いじり」などと呼ばれていた時代からすると、

随分ジジくささが取れた感じがする。

今や、盆栽など外国人にも人気である。

このふたつには共通点があり、

どちらも対象が生き物である。

なので、世話が大変。

 

続いてというか、最後は鉱物。

庭に大きな石を置いてみたり、

床の間に小さな石を飾ったりするそうな。

ほとんど放っておいても大丈夫なので、

手間要らずである。

 

そもそもこの三変化が、

いつの時代に定義されたのか、

よくわからないけれど、

自分がこの三段階を何かの本で読んだのは、

たぶん30代の頃だった。

一般的に「動物」と「植物」は

話としてなんとなく解るけれど、

「鉱物」というのは、

ちょっと馴染みが薄いと思う。

 

実は高校生の頃、

初めて遊びに行った同級生の家の広い庭に、

どうやって運び込んだのか、

想像もつかないような不思議な形の巨石が

いくつも置いてあった。

部屋のあちこちにも大小様々な石が置いてあり、

「石集めがオヤジの趣味」だと教えてもらった。

確か、ひとつの石の値段は、

普通の高校生の想像をはるかに超えていた。

その記憶がどこかに残っていたので、

三変化の「鉱物」も、

なんとなく腑に落ちたのかもしれない。

もっとも、今は趣味も多様化しているので、

この三変化が時代に合っているとは言い難い。

 

振り返って、この一年。

私が一番時間を使った事と言ったら、

圧倒的に「はてなブログ」である。

だからと言って、

「趣味はなんですか」と聞かれて、

「ブログです」とは答え難い。

ブログって趣味なんだろうか?

 

それでは、また。

最後に設定した着メロは、どんな曲でしたか?(M)

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少し前、「出口と入口」というタイトルで

短い記事を公開した。

元々は、ある思いつきに

「音の出口」という仮のタイトルをつけ、

書き始めたのはいいけれど、

内容が別のものになってしまったという、

よくあるパターンだった。

 

こんな場合、とりあえず書き終えた後に、

せっかくつけたタイトルなので、

それに沿って内容を修正する(プランA)か、

内容に合わせてタイトルを変更し、

何事もなかったかのように公開する(プランB)かの、

どちらかであることが多い。

経験的に、元気があればプランAで、

そうでなければ、プランB。

まれに全部保留という、

プランCも無くはないけれど、

最近はもっぱらプランBで、

とにかくさっさと公開し

意味もなく記事数を稼いでいる。

 

ちなみに、この記事の仮のタイトルは

「着メロ」で書き始めてここまで来たが、

この後の展開はどうなるだろう…。

 

前回、携帯電話の料金プランを変更するため

ショップに行った話を記事にした。

店で順番を待つ間、

これといって、することもなかったので、

ひたすらぼ~としていたのだが、

あちこちで携帯の呼び出し音が鳴った。

まあマナーモードにする必要もない場所だ。

メールはともかく、電話も結構あるようで、

さすがに大きな声は控えていたけれど

実際話している人も多かった。

誰かが話し終えると、

どこかで着信音が鳴り、

また違う誰かが話し始める。

話し声はともかく聞くともなく聞こえてくる

着信音、着信音、着信音・・・。

気がつけば、

同じ着信音を設定している人が、

少なくとも3人はいた。

この確率が高いのか低いのか

よくわからないけど、

他の方の着信音も含めて、

改めて気づかされたことがある。

それは

「同じ着信音を設定している人が少なくとも3人いる」

ということではなく、

「初期設定のまま使っている人が少なくとも3人いる」

ということ。

設定をするというより、

設定をしないという感じかもしれない。

たぶん・・・。

 

そんなことを考えながら、ふと思った。

「着メロ」って、どこに行っちゃったんだろうか?

 

みなさんが設定した最後の着メロは、

どんな曲でしたか?

今日の1曲は、US3の「Cantaloop」

youtu.be

私の最後の「着メロ」はこの曲。

この曲に関しては、

本家ハービー・ハンコックの「Cantaloupe Island」より

こっちの方が好き。

 

 

それでは、また。

その携帯、残り何ギガですか?(M)

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先日、携帯電話の料金プランを変えた。

長男分を入れて3人分である。

それまでの我が家のプランは、

家族3人でギガを分け合うタイプであったが、

料金体系が変わるということで、

さっそくその手続きをしてきたのだ。

 

使用料が一番多いのは長男で、

私とカミさんは幾らも使わない。

支払いを減らしたければ、

使い方を変えるか、

プランを変えるかだけど、

たいして使っていない以上、

プランが変わった今が、

通信料を抑えるには

唯一ともいえるチャンスであった。

ほんとうは携帯会社を変えるのが

最も節約に繋がるような気がするけれど、

そこはなかなか思い切れない。

 

店はさほど混んでいなかったが、

受付をしてから呼ばれるまでの時間も、

呼ばれてから手続きが終るまでの時間も、

それぞれタップリ1時間以上かかって、

このあたりは昔からちっとも変わらない。

通信速度の速さを競うのもいいけれど、

もう少し接客のスピードを図るための、

業務の仕組みを考えれば良いのにと、

順番を待つ間は勝手なことを考えながら、

これといってすることもないので、

音の出てない大画面のTVを眺めていた。

 

くっ付いてきたカミさんは、

ディスプレーしてある最新タイプの画像が

「すごく綺麗」だとか「見やすい」だとか、

うるさいくらい言ってくるのだが、

聞こえないフリをしてスルーする。

 

結局、肝心な料金は、

期待していたほど安くはならなかった。

正直「なぁ~んだ」って位だけど、

しないよりマシってところか。

まあプラン変更は

自分でしなければずっとそのままなので、

とにかくこの変更で、

いくらかかは携帯料金が安くなりそうだ。

 

それから一週間が経った。

 

カミさんが何か言っているので

声の方に行ってみると

「おとうさん、あと何ギガ?」

と聞いてくるので、

「はぁ?」と言うか「なんの話?」

と聞き返したら、

「私はあと4ギガ使える」

と、知ったような事を言い出した。

言ってる意味がわからなかったので、

聞き返したら、

「ほら、今まで気がつかなかったけど、

 ここに出てるよ」

と、自分の携帯の画面の一番上を、

得意そうに指差した。

新しい料金プランからして、

残り4ギガというのはおかしな話だけど、

なんかそういうサービスが付いたのかと思って、

その画面を見てみたら…

 

📶docomo 4G

 

それでは、また。

 

やさしく歌って(S)

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雨の中、所用で出かけた車のラジオから

大好きな曲が流れてきた。

 

車で何を聞くかはその日の気分次第で、

カーオーディオに入れてあるものか、

ラジオを聞くかの二択である。

何も聞きたくないこともあるので、

無音も入れたら厳密には三択か。

 

ラジオはAMとFMを、

その時の気分で選ぶけど、

最近はAMが多い。

チャンネルは、ほぼAFN

世界各地に駐留する米軍基地関係者と

その家族向けの放送で、

正式名称は

「American Forces Network」だ。

AFNは米軍の商標である。

1997まではFENと呼ばれていたので、

私は未だにそっちの方がピンと来るけれど、

周波数はずっと810だ。

最近はアプリでも聞けるので、

ネット配信で聞いている人も多いかもしれない。

App StoreでもGoogle Playでも無料である。

 

1970年代、FEN(現AFN)放送は

洋楽好きにとって貴重な音源だったので、

考えてみれば、長いお付き合いになる。

ニュースやスポーツ中継を除けば、

それ以外は音楽流しっぱなしというのが

基本的なスタイルである。

それはありがたいのだが、

一つだけ残念なことがあって、

基本的に曲の紹介がないので、

誰が歌っているのか、

何というタイトルなのか、

何度聞いてもわからないということ。

まあ、それくらい。

 

最初に戻って、

さっき車で流れていた曲のタイトルは

「Killing Me Softy With His Song」

邦題は「やさしく歌って」である。

聞き始めてすぐに「アレ?」って思った。

どうやらカバーのようだった。

オリジナルはロバート・フラックで、

それとは少しニュアンスが違う。

 

結局、誰が歌っているのか分からなかったけど、

帰ってきてもう一度聞きたくなった。

 

YouTubeは、あえてオリジナルではなく、

Anne Murrayです。

youtu.be

それでは、また。

出口と入口(S)

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当ブログを訪問してくださる読者には、

音楽好(ず)きな方も多く、

時々書く中途半端な音楽ネタにも、

反応してくださるのでありがたい。

 

各ブログが参加できるグループには

「音楽」「邦楽」「洋楽」など、

3種の音楽ジャンルがある。

私はどれにも所属していないのだが、

一応音楽好きを自認しているので、

時どき、それらのブログをそっと訪問してみる。

お洒落なブログが多い気もするが、

何より専門性が高い印象がある。

「へえ~そうなんだ。知らなかった!」

という感じである。

 

ためになるのは間違いないが、

歴史、背景、関係性など、

掘り下げ方が半端じゃない記事も多く、

読み応えも相当ある。

なので、ただ楽しみたいというレベルの

音楽ファンにとっては、

少し敷居が高いと感じることもある。

中途半端なレベルでは、

なかなか書けないだろうということは、

中途半端な音楽好きが読むには、

向いていないということなのかもしれない。

 

ところで、この記事は

「音の出口」と言うタイトルで書き始めたのだが、

全く別の話に向かってしまった。

入口を間違えたのだろうか…。

なのでタイトル名を改め、

ボツにしないで公開しよう。

「音の出口」は、

いずれ又ということで。

 

それでは、また。

はてな山を登る(S)

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「ブログ開設1周年!」という記事を、

続けて読んだ。

 

節目として1年というのは、

誰にとっても感慨があるようで、

多くの方が記事として残されている。

書かれていることは色々だけど、

読者への感謝が綴られている部分は、

ほとんど一緒である。

ブログを始めたきっかけや目的は

様々であっても、そこは同じなのだろう。

 

私が始めたのは昨年の7月なので、

はてな山」に登り始めて

もうすぐ1年になる。

わからない事だらけだったけど、

最初は人のことを気にする余裕すらなかった。

 

よくわからないまま、とにかく続けて、

他の登山者に目が行くようになったのは、

だいぶ経ってからだった。

私は普段着のまま登り始めたけれど、

色々な装備(武器)を付けている人が

いることも、少しずつだけど知った。

 

もっとも自分に理解できる範囲が、

情けないほど狭いようなので、

それがどんな装備なのか、

残念だけど未だによく分かっていない。

装備(武器)には憧れるけど、

使えなければ持っていないのと一緒なので、

どうしても手に入れたいとは

なるべく思わないようにしている。

まあ、負け惜しみと言えなくもないけれど、

なので、相変わらず普段着のまま、

てくてく登っていく感じである。

向上心のなさに呆れることもあったけど、

要は身の丈で行くのが一番いいと、

今はそう自分自身に言い聞かせている。

 

はてな山」の上のほうは

霞んだようによく見えないし、

そもそも山頂を目指すことが、

全てではない気もするので、

のんびりと登っていこうと思う。

 

それでは、また。