東京まで77.7マイル

思いつくこと、思い出すこと、思いあぐねていること。それから時どきワイヤーワーク。

好きと嫌い(S)

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最近、音楽を聞いている時間が増えた。

何を聞くかはその日の気分で色々だけど、

聞いてみたい音楽の幅が広がったみたい。

これってブログを始めた影響だと思う。

 

自分は、割合と「好き嫌い」がはっきりしていて、

1度決めるとそれが固定化されてしまう傾向がある。

例えば音楽で言えば、

好きな曲、好きなアーティスト、好きなジャンルと、

「好き」になるのはそれほど多くはないけれど、

「好き」は少しあれば十分なので、

「新しい好き」を熱心に探すことを、あまりしない。

あれこれ聞くより、ふかぼりしていくタイプなのだ。

 

ところで、その「好き嫌い」を決めるのは

直感というか肌感覚に頼ることがほとんどで、

理由や理屈は、だいたいが後付けだ。

そもそも理由や理屈って、

「自分が好きなものや、好きな人」を、

「何で好きになったの?」と他人に聞かれたとき、

その人を納得させるためには必要かもしれないけど

まあその程度のもので、それ以上のものではない。

「どうして、あんな人を好きになったの?」

とか、少し意地悪なことを聞かれたって、

それにあれこれ理屈で答えるより、

ただ「惚れたから」と言い切る方が、

実は真実に近かったりするものである。

 

ところで、世の中には

「好き嫌い」をやたらと難しく考える人もいて、

そのロジックに「なるほどそういうことか」

と妙に納得することもあれば、

やっぱり「理屈じゃないよな」と、

違和感を覚えることもある。

この辺りは正に理屈じゃなくって、

それを聞くときのタイミングによって

受け止め方も変わるに違いなく、

結局どっちにもころがるものなのだ。

 

「理屈」と「感情」は、

いつだって紙の表と裏のようだけど、

実はどんなロジック(論理・理屈)も、

「感情を味方にしない限り本当は受け入れてもらえない」

そんなふうに思う。

 

それでは、また。