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思いつくこと、思い出すこと、思いあぐねていること。それから時どきワイヤーワーク。

100記事に思うこと その2(M)

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昨日の続きです。

 

文は人なり」と言います。

たとえ商品のレビューであっても、

文章を通して書き手の思いや価値観、

人柄が伝わってくるようなものに魅力を感じます。

 

読みやすい文章やレイアウトを学ぶことは必要だと思うのですが、

それ以上に大事なことがあるような気がしてなりません。

それを的確に表現できないのがもどかしいのですが、

とにかく見かけだけのスタイルを追っても知れたものです。

そういう意味で、他の方のブログを意識し過ぎるのはやめました。

 

このことは、良い読者になることとは別で、

他の方の記事はできるだけ多く読みたいと思っています。

なので、月の真ん中あたりに「休ペン日」を設けて、

1週間は読み専になってもいいのかなと思ったりしています。

いわば「読書週間」ですね。

 

書くことに夢中になり過ぎると、

自分を見失いがちになります。

11月の半ば、毎日なにかしらの記事を、

とにかく書き上げなければいけないような、

強迫観念にとらわれていました。

人の役に立ちそうもない記事しか書けず、

どうしたもんかと自問を繰り返していました。

 

そんな時、ある若い男性読者の方から

「最近色々と思われるところがあるように感じておりますが・・・」

というコメントをいただきました。

 

何を書いたらいいのか迷っているときに、

それを感じてくださる方がいることに、

とても驚きました。

「ちゃんと読んでくれてるんだ」と思うと、

本当に嬉しかったです。

 

少し大げさに書くと、

どこかに何かを分かち合える人が居るという、

不思議な感覚でした。

肯定でもなく否定でもなく、

ただ「そうなんだね。ちゃんと見ているよ」

って返してくれる人がいれば、

人は頑張れるのかもしれません。

 

ブログは自分を映す鏡です。

鏡の中に吹き出しが現れて、

「ちゃんと見ているよ」って書かれていたら、

誰だって嬉しくなりますよね。

(よ~く考えると怖いか?)

 

ブログの中では、

新たな自分を表現したいと言う方もおられるでしょう。

必ずしも「私の履歴書」的である必要なんかないので、

演じたい自分を演じきれたら、それも面白いと思います。

ただ、自分にはそれほどの想像力もないので、

できる限り、自然体で行くしかなさそうです。

 

それでは、また。