印象(S)
自分のことを一番知っているのは自分に違いないけれど、
だからと言って、自分のことを的確に他人に説明するのは、
案外難しい。
その人の印象は、本人というよりも、
そもそも他人が決めるもの。
「そう?思われてたんだ。びっくり!」ってことは、
誰しも経験していると思う。
大体、印象なんて相当いい加減なもので、
それから割りと早い段階で付いてしまう。
さらに印象と言うのは1度決まってしまうと、
そう変わるものではないらしい。
まあ、勝手に品定めしておいて、
あとは大概ほっとかれるということだ。
印象をレッテルに置き換えてみると、
それを剥がすのが容易でないことがよくわかる。
なので、第一印象が大事だというのは、
まったくその通り。
「第一印象がその後の人間関係を支配する」
と言う人もいた。
ところで他人が決めた自分の印象を知って、
それならと、それを演じていることはないだろうか。
印象を「周囲の期待」と勘違いしたりすると、
それに応えようとしてそのイメージを演じるのだ。
それが、なりたい自分であれば問題ないけれど、
そうじゃなかったら辛くなるに違いない。
文は人なりと言う。
読後に思うのは内容だけではなく、
「どんな人が書いてるのだろう」という想い。
ことばづかいに自然と人柄が滲み出るし、
だから内容と人柄を合わせて納得したりする。
それを味わうのが楽しい。
自分は何者でもないし、
何者にもなれないけれど、
どうせ読むなら、
そんな記事が読みたいし、
そんな記事が書きたい。
それでは、また。
追記(私信)
不思議な偶然かもしれないけど、
なんかすごく嬉しかったので、
引っ張り出してパチリ。
ジャニス・ジョプリンとビリーホリデーと、
昨日降った初雪に残っていた猫の足跡。
冷たい雪に刻まれた足跡は、
なんかあったかそうで、
ポケットに入れた手紙はこんな感じかも・・・。