東京まで77.7マイル

思いつくこと、思い出すこと、思いあぐねていること。それから時どきワイヤーワーク。

桜散る(M)

予選を4戦全勝で突破したジャパン。 初の決勝トーナメントにコマを進め、 迎えた南アフリカ戦。 前半をなんとかこらえたジャパンに対して、 後半はギアを一段上げた感のあるスプリングボクス。 結果は完敗を喫し、 ジャパンは今大会の全日程を終えた。 大会…

犬恋しい(S)

最初のワン子がうちに来てから一年後のこと。 一匹での留守番は寂しかろうと、 次の子を迎え入れた。 二匹の両親は一緒なので姉妹だった。 二匹はそれを知る由もなかったはずだけど、 本能でわかるのか、とても仲が良かった。 その後何年かして、 「二匹も三…

特別な日(M)

ラグビーワールドカップが進むにつれ 毎日、関連する多くの記事が配信されています。 胸が熱くなるようなものも少なくありません。 先日、お昼時のNHKテレビを見ていたら 京都大ips細胞研究所長の 山中伸弥先生がゲストで出演されていました。 番組タイトル…

言葉を声に乗せるということ(M)

言葉の意味がわかるということでは、 わからないより、わかる方がいい。 だけど、全くわからない場合はともかく ほんとうに大事なことは、 何を言われたかということより、 どう言われたかということだと思う。 たった5文字の「ありがとう」でさえ、 気持ち…

ブルース・シンガー(M)

音楽の話です。 みなさんの好きなジャンル、 少しずつ変わったりはしませんか? っていうか、好きなジャンルというより、 よく聞くジャンルが変わるといった方が 近いかもしれません。 好きなジャンルはそのままで、 決して嫌いになったわけではないけれど、…

天国ってどんなとこ(M)

人は死んだら「どこに行くのだろうか」と、 時どき考えてしまう。 というか、 人は死んだら「どうなるのだろうか」 といったほうがいいのかもしれない。 “死は、単なる物理的変化である” などといわれても、本当のところはよくわからない。 どこに行くのかと…

ラグビーという競技が示す多様性について(L)

TVニュースを見ていたら、 ラグビー・ワールドカップ用の 楽しくてカッコいい観戦グッズとして 「RUGBY NIWAKA DE GOMEN」と プリントされたTシャツが、大人気だという。 実はこのTシャツ、 放送では言わなかったけれど、 にわかラグビーファン代表の 糸井…

オリーブの剪定 2019(S)

ラグビー日本代表の頑張りに気をよくして、 そのうちやろうと思いながら 先送りにしていた幾つかのことを、 気分良く済ませることができた。 ところで最近のチームスポーツでは、 代表チームをジャパンと呼ぶことが多いけれど、 最初にジャパンを名乗った競…

荒ぶる魂(SS)

ラグビーワールドカップA組第2戦、 日本が優勝候補のアイルランドを破り、 歴史的勝利を挙げた。 試合直後のインタビューでは、 14点を挙げたスタンドオフの田村が 「誰も僕らが勝つとは思っていなかったし、 接戦になるとも思っていなかった。 勝つと信じ…

ラグビーワールドカップ2019(SS)

割とよく聞く言い回しに 「死ぬ気でがんばる」とか 「死ぬ気でがんばれ」がある。 スポーツの世界では、 割と聞くどころか よく聞くフレーズではないかと思う。 ところで、普通は死んだら次はないので、 そうそう使えないはずだけど、 この場合の「死ぬ」と…

釜石鵜住居復興スタジアム(M)

ラグビーワールドカップ2019日本大会が始まった。 ガチガチだった日本代表の初戦も、 終ってみれば勝ち点5を得て、 まずまずのスタートを切れたように思う。 まずまずというのは、 今大会の目標がベスト8ということなので、 勝ち方にも多少こだわってしま…

発想と創造(S)

昨日の勤務先でのこと。 送られてきた取引先企業の広報誌を 見るともなく見ていたら、 なんとも不思議な写真に ページをめくる手が止まってしまった。 そもそも記事のタイトルも読み飛ばしていたのだが、 慌ててページを戻して本文を読み始めた。 全国区で展…

曲の魅力と声のチカラ(L)

要は同じことを聞かされているのに、 その言い方や話し方によって、 聞き手が受ける印象はずいぶん変わるものだ。 この人は「何をいいたいのか」ということは、 「どんな言い方」で話してくれたかで、 伝わり方(伝わる内容)は変わってしまう。 なので、人…

蜻蛉(SS)

今夜の天気はどうだろうかと、 勝手口から外へ出てみたら ドアの横にある鉢植えのオリーブに 小さな蜻蛉(とんぼ)がとまっていた。 風に揺られながらも眠っているのだろうか、 暗闇に突然点いた灯に照らされたというのに、 びくともしない。 そういえば去年…

NEWS(L)

ブログを始めて何が変わったかといえば、 ほとんどテレビを見なくなった。 ブログを読んだり書いたりに夢中になれば、 たとえ暇人でも、その時間はなくなるものです。 元々テレビっ子ではないので、 そもそも番組表が頭に入っていません。 なのでスイッチを…

物は言いよう(LL)

将棋の藤井聡太七段の記事を読んでいて、 ある日、ある人の、ある言葉が蘇ってきた。 唐突だけど、私は将棋参段である。 三段と書かずに敢えて参段と書いたのは、 持っている免状に、そう記してあるからだけど、 そう書いた方が何となく強そうな気がするから…

4文字では足りない人生(S)

同じような環境にあっても、 実際に面白い体験をたくさんする人と、 その体験を聞くだけの人に、 何となく分かれるような気がしています。 それは話を盛ることが上手だったり、 話術にたけているとかではなく、 そもそも「面白いこと」というのは、 だれかれ…

悩みの種と悩みについて(M)

「悩みの種は尽きないものだ」と悩んでいる最中、 よく考えていたら「悩みの種」と「悩み」は 違うことに気がついた。 というか、分けて考えないといけないと。 当たり前と言われればその通りだけど、 当たり前のことを時々再確認することも、 ぼんくら頭に…

今夜は少し涼しくなったから(M)

これといって書くことがないときに、 お気に入りの音楽を紹介して、 それなりの記事にすることがある。 ブログを始めたころは、 テキストだけで紹介していたけれど、 実際そこからその音源なりを探して、 聞いてみようとする奇特な人が、 一体どれほどいるの…

続・ブログ1周年に思うこと(S)

気がつけば最後に投稿してから20日近くが経ってしまった。 厳しい暑さが続いていたとはいえ何があったということでもなく、 「ブログ開設1周年!」などと浮かれたことを書いたあたりから なんとなく気が緩んでしまったのかもしれない。 書くことが生活のな…

文章に年齢は出るのでしょうか?(M)

様々な分野に流行があると思いますが、 流行には周期があります。 わかりやすいのは洋服でしょうか。 流行に左右されないと言っているものでも、 そう言った時点で流行を意識しているとも言えるので、 やはり流行の影響を何かしら受けているものです。 とこ…

多肉植物のリース/花を使わずに華を演出する(SS)

ワイヤーワークの世界と称し、 5回(Vol.1~Vol.5)にわたって、 10点あまりの作品を公開しました。 どれもむかし作ったものばかりで、 「今更どうなの?」って気もしたけれど、 針金とペンチさえあれば、 「こんなことも出来ますよ」 「こんなものも出来…

ブログ開設1周年に思うこと(L)

はてなブログ最初の記事は、 2018年の7月22日に公開した。 その数日後、三十路を過ぎた娘に 「ブログを始めた」と話したら、 「高校生みたい」と笑われてから、 はや1年が経ったことになる。 わざわざ娘に話したのは、 最初の記事に娘のことを書いたので、…

ワイヤーワークの世界 Vol.5(S)

Vol.4では多肉植物を植え込むためだけの器を、 植物を植え込んだ状態で公開したので、 器だけの写真を載せませんでした。 別に出し惜しみではなく、 正直そのままでは作品というほどでもないので 要望があればいつでも公開したいと思っています。 ちなみに…

ワイヤーワークの世界 Vol.4(M)

Vol.1からVol.3まで、 ワイヤーが主役となる作品を紹介してきたので、 今度は裏方に徹したものを公開しようと思う。 時期としてどうかと思えなくもないけれど、 気が向いたときにやらないと、 いつになるやら分からないので、 とにかくアップしてみること…

ワイヤーワークの世界 Vol.3(SS)

ワイヤーワークという限り、 潔く、ワイヤーだけでどこまで作れるかを 考えたいもの。 ところが、それに行き詰まってくると、 他の素材との組み合わせに魅力を感じてきます。 鉄のワイヤーだけでは太さの変化はあっても 基本的に無彩色の灰色だけなので、 印…

ワイヤーワークの世界 Vol.2(S)

前回の記事(Vol.1)に掲載したハンギングバスケットは、 NHKの「趣味の園芸」等で活躍されていた、 柳生真吾さんにプレゼントしたものと、ほぼ同型。 記事を公開した後、しばらくしてそのことを思い出した。 山梨にある「八ヶ岳倶楽部」に持参したものを、…

ワイヤーワークの世界 Vol.1(L)

ワイヤーワークの記事がふたつ続いたので、 切り替えようかと思ったけど、 懲りずにいってみる。 ワイヤーワークと言っても、 その世界には色々なジャンルがあって、 ひとくくりにはできない。 アクセサリー作りにワイヤーは付き物だから、 広義にはワイヤー…

2態のハンギングの試作過程(S)

本来的にハンギング・バスケットとは、 その素材や大きさに関わらず 植物を直接植え込むための容器である。 また、植え込まれたもの自体を、 ハンギング・バスケットということもある。 なので、前回紹介したオブジェ(制作途中)は、 そこに植え込むことは考…

久しぶりのワイヤーワーク(L)

思うところがあり、 先週からペンチを握っているのだが、 久しぶりのせいなのか、 いまひとつ完成形のイメージが湧かず、 思うように制作が進まない。 とにかく悲しくなるくらい集中が続かず、 ちょこっとやっては止め、 また、ちょこっとやっては止めの繰り…